賃貸住宅のお部屋探しでは、それぞれこだわりたい条件がありますよね。
お部屋の「向き」もそのひとつで、南向きが人気なのは、誰もが知るところでしょう。
しかし、方角ごとに特徴や利点があり、敬遠されがちな「北向き」もメリットが多いことをご存じでしょうか?
今回は、北向きの賃貸物件の住みやすさについて解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら「北向き」の賃貸物件はメリットが多い!お部屋選びに役立つ意外な魅力
勉強や読書に適した明るさ
一般的に日当たりというと「南向き」というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際に暮らしてみると、シーンによっては必ずしも明るいほどいいとは限らないのです。
「北向き」の賃貸物件は「勉強」や「読書」、「作業」にも向いており、これらには「ちょうどよい明るさ」であることが大きなメリットです。
実は、学校などでも、直射日光による目の影響や刺激に配慮して「教室は北向き」が望ましいと考えるケースもあります。
日当たりのイメージが先行しがちですが、北向きの賃貸物件のメリットは、長時間、やわらかな光が届いてくることです。
直接的な強い直射日光ではなく、周辺の建物などに反射して、間接光としてやわらいで届きます。
そのため「勉強」や「読書」、「作業」にも適しています。
日中、家にいると日当たりを気にするかもしれませんが、作業をするなら北向きの賃貸物件のほうが適している可能性もあるのです。
採光に関していうと、日当たりのよい南向きも魅力的ですが、それぞれの方角に個性やメリットがあることを理解しておきましょう。
北向き賃貸物件なら、朝日のまぶしさで朝早くに起こされることも、夕方になると強い日差しでカーテンを締めなくてはいけないということもなく、おだやかなに毎日が過ごせそうですね。
家賃が安い
北向きの賃貸のメリットに「家賃の安さ」が挙げられます。
これは、北向きの人気が低いことが影響しているためです。
賃貸物件は、需要が家賃にも影響してきます。
一般的に、需要が高い南向きは家賃も高い傾向にあります。
自分のライフスタイルをチェックすると、どの方角が適しているか、判断材料のひとつにできるでしょう。
たとえば、単身や共働きの二人暮らしで、洗濯は夜にして、部屋干しが中心であれば、日中の日当たりを優先しなくてもいいかもしれません。
家賃の高い南向きを選ぶよりも、北向きにすれば家賃の安く、節約にもつながります。
また、比較的安い部屋がみつけやすいというほかにも、空室がある物件であれば、家賃の値下げ交渉がしやすく、応じてもらえる可能性もあるでしょう。
夏も比較的涼しい
北向きの賃貸物件は「夏も比較的涼しい」ことも魅力です。
ほかの方角の場合は、時間帯によって、あるいは1日中、日照に影響されて暑い場合があります。
冬場はあたたかでも、夏は電気代もかさみますね。
北向きであれば、夏場にも部屋の温度が比較的上昇しにくく、エアコンを使う時間も短くなりそうです。
室外機も影に設置されていることが多いので、エアコンの効率性のよさにもつながるでしょう。
家具などが日焼けしにくい
日中の採光が強いと、家具やカーテン、カーペット、壁紙や床なども、日焼けをしてしまうリスクがあります。
しかし、北向きの賃貸物件なら「日焼けがしにくい」ことも利点です。
紫外線による劣化もしにくいですから、大切な書籍やアート作品、また電子機器などを保有する場合も、安心できる物件といえそうです。
また、日焼けの心配が少ないことから、部屋のなかでの家具のレイアウトも自由度が上がり、自分好みの部屋にしやすいでしょう。
ちなみに、長く家具を置いていたところなど、日差しによって壁紙が日焼けをした場合は、退去時にも原状回復の義務に入らず、費用負担の心配はありません。
しかし変色しても、自分で自由に交換はできないので、できるだけもとの壁紙を維持したければ、北向きがおすすめです。
静かな物件が多い
このメリットは間取りなどにより、物件ごとに違いはありますが、北向きは幹線道路や大通りなど、往来の激しいところから離れているケースが多いためです。
車の走行音や、通行人の話し声など、気になる場合も静かな物件をみつけやすいかもしれませんよ。
賃貸物件の「北向き」はデメリットも工夫次第で補える!?
日当たりがよくない
北向きのデメリットでは「日当たりに優れていない」ということがよくいわれます。
これは、おもに、太陽光が直接部屋に入ってこないことをさしている場合が多いです。
これに付随して、湿気がたまりやすく、結露などが発生しやすいというデメリットを耳にされた方もいるでしょう。
日当たりは弱いものの、賃貸物件の間取りをチェックし、窓が多い部屋などを選べば、十分に明るい部屋をみつけられ、デメリットとは感じないかもしれません。
湿気や結露などについても、換気を十分にすれば防ぐことが可能です。
玄関からまっすぐ室内にのびる間取りなら、通風にも優れているので、換気もしやすく、デメリットの湿気もたまりにくいでしょう。
また、冬の寒さなどは、近年は賃貸物件自体が断熱性に優れた部屋も増えているので、暖房効率のよい物件を選べますよ。
デメリットも、お部屋探しの時点である程度の軌道修正ができそうですね。
洗濯物が乾きにくい
北向きの賃貸物件では「洗濯物が乾きにくい」というデメリットもあるようです。
季節によっては、バルコニーに干しても乾きにくい場合もあるかもしれません。
しかし、室内干しも一般的になってきていますから、部屋で干して除湿器をかけたり、浴室乾燥機付きの賃貸物件を探したりするのも手ですよ。
また、北向きの場合も、各部屋に窓がある場合は、風通しなども期待できるので乾かしやすいでしょう。
「北向き」の賃貸物件が向いている人とは?
日中も家で仕事をする
各方向によさがあり、北向きにも魅力や利点が多いことがわかりました。
北向きに適しているのは、日中、家を不在する人だけでなく、家で仕事をする人にもおすすめですよ。
とくに、直射日光が入らず、やさしい光で作業ができるからです。
また、日中でも、パソコンに光が反射しにくく、画面をみて作業もしやすいでしょう。
在宅勤務やテレワークの機会も増えていますので、北向きの部屋の魅力を実感しやすそうですね。
また、仕事の面では、夜勤をして夜型のライフスタイルにも向いています。
暑さが苦手
夏の暑さが苦手、冷房費を節約したいけど、できるだけ快適に過ごしたいという人にも、北向きの賃貸物件は適していますよ。
エアコンをフル稼働させるまえに、少し工夫をすると、暑さを改善できるケースもあります。
こだわりのインテリアを使っている
こだわりの家具をそろえていて日焼けをさせたくない人や、大切な書籍や絵画を飾りたい場合なども、北向きの賃貸物件を選ぶとよいかもしれません。
直射日光が強く、紫外線が入る部屋では、つねに日焼けを気にする必要があります。
お部屋の模様替えも日差しを考慮して、自由に配置しにくいでしょう。
北向きの部屋なら、比較的自由にレイアウトもしやすく、自分らしい住空間がつくりやすいのも魅力です。
室内干しに抵抗がない
洗濯物はどうしても外干しがいい、家族が多くて外干しもせざるを得ないといった場合などを除き、室内干しに抵抗がなければ、北向きの部屋も向いているといえそうです。
最近は、室内干し派も増えて、専用の洗剤などもあり、洗濯物自体のにおいも気にならず干せますね。
また、乾燥機や除湿器を持っている場合も役立つでしょう。
コインランドリーという選択もありますが、浴室乾燥機付きの賃貸物件で暮らせば、夜洗濯するときにも便利です。
まとめ
入居者のライフスタイルによっては、北向きの賃貸物件も利点のほうが多く、快適に暮らすことができるでしょう。
一般的な北向きのイメージにしばられてしまうと、いい部屋を逃してしまうかもしれません。
気になる物件は、自分で確かめて、最適な賃貸物件をみつけてくださいね。
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